「新NISAとiDeCo、どっちから始めればいいの?」
消防署の休憩室でも、同僚からよく聞かれる質問です。消防歴17年・救急救命士歴12年の私自身も、かつて同じ悩みを抱えていました。
「どちらも節税しながら投資できるなら、両方やればいいのでは?」
そう思いたいところですが、お金には限りがあります。40代公務員の私たちには、子どもの教育費、住宅ローン、そして自分の老後資金と、まだまだ大きな支出が控えています。だからこそ、「どちらを優先するか」という問いは、資産形成の出発点として本当に重要なのです。
結論から言います。まず新NISAを優先し、余力があればiDeCoも活用する。これが40代公務員の正解です。この記事では、その理由を私の実体験を交えながら、できる限りわかりやすくお伝えします。
②問題の本質:「節税できる=正解」ではない
iDeCoには確かに大きな節税メリットがあります。掛金が全額所得控除になるため、年収500万円の公務員が月2万円を拠出すると、年間で約5〜6万円の節税効果が見込めます。
しかし、ここに落とし穴があります。
iDeCoは「60歳まで絶対に引き出せない」制度です。
40代で投資を始めると、最低でも20年間は資金が拘束される。3人の子どもを持つ私にとって、この流動性の低さは非常にリスクが高いと判断しました。長男は硬式野球でサードを守っており道具代もかかります。次男はプログラミングに熱中、そして三男は2026年6月にいよいよ少年野球に入団します。教育費のピークがまだこれから来るのに、資金を長期間ロックアップするのは危険なのです。
③原因:なぜiDeCoを優先してしまうのか?(3つの誤解)
誤解①「節税効果が大きいから得」
確かに節税できます。しかし60歳まで引き出せないことで、緊急時に現金が必要になったとき、別の手段でお金を用意しなければならなくなります。両学長が常に強調しているのは「まず生活防衛資金を現金で確保してから投資」という順序です。iDeCoに資金を突っ込んで生活防衛資金が薄くなるのは、守る力の大きな失点です。
誤解②「公務員はiDeCoの上限が低いから旨みが少ない」
実は2024年12月から、公務員のiDeCo拠出限度額は月1.2万円から月2万円(年24万円)に引き上げられました。さらに2026年12月には第2号被保険者全体で月6.2万円への引き上げが予定されています。この改正を知らずに「公務員はiDeCoの上限が少ない」と諦めていた方は、今すぐ情報をアップデートしてください。
誤解③「新NISAとiDeCoは同じようなもの」
全然違います。新NISAは年間最大360万円(つみたて投資枠120万円+成長投資枠240万円)まで投資でき、生涯非課税枠は1,800万円。そしていつでも売却・引き出しが可能です。私自身も2019年に旧NISAで投資を始め、現在は月10万円を新NISAで積み立てています。仮に急な出費が必要になっても売却して使えるという安心感は、iDeCoにはない強みです。
④解決方法:40代公務員の正しい優先順位
両学長が解説する「5つの力(貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う)」に沿って整理すると、優先順位が明確になります。
ステップ1:まず「貯める力」を最大化
固定費(通信費・保険・光熱費・税金)を見直して月の支出を削減し、手取りに対する投資余力を増やす。公務員は給与が安定しているからこそ、支出の最適化が最も効果的な「入金力UP」策です。私自身も格安SIMへの乗り換えと不要な保険の解約で月2万円以上の固定費削減に成功しました。
ステップ2:生活防衛資金を現金で確保
生活費の3〜6ヶ月分を銀行口座に置いておく。公務員は雇用が安定しているので3ヶ月分でも十分とも言われますが、私は子ども3人いる安心のために約150万円を普通預金に残しています。これが「守る力」の基盤です。
ステップ3:新NISAを最優先で満額活用
まずつみたて投資枠(年120万円)を全世界株インデックスファンドで埋める。私はeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)を主力にしています。換金性が高く、運用益がすべて非課税。40代の資産形成にこれ以上の制度はありません。余力があれば成長投資枠(年240万円)で高配当株もタイミングを見て仕込んでいます。
ステップ4:余力があればiDeCoで節税
新NISAの積立を確保した上で、月の予算に余裕があれば月2万円(現行上限)のiDeCoを追加する。特に年収400万円を超える公務員ほど所得控除の恩恵が大きくなります。ただし繰り返しますが、60歳まで引き出せない点は常に意識してください。
🏦 まずは”証券口座の開設”から始めよう
新NISAもiDeCoも証券口座が無ければ1円も投資できません。私自身もSBI証券と楽天証券を併用していますが、両学長(リベ大)でも紹介されているこの2社+マネックス証券が、40代公務員の資産形成には鉄板です。
- ✅ SBI証券:国内シェアNo.1。iDeCoも新NISAもSBIで一元管理可能。米国ETF(VYM・HDV・SPYD)の取扱も充実。
- ✅ 楽天証券:楽天経済圏の方に最適。楽天カード決済+楽天キャッシュ決済でポイント還元。
※ 口座開設は無料・維持費0円。私は最初”口座を開く”までに半年悩んで、半年分の配当を逃しました。動くなら今日です。
⑤具体的なアクションプラン
「わかったけど、何から手をつければいい?」という方のために、3ステップで整理します。
【今月やること】まだ新NISA口座を持っていなければ、SBI証券か楽天証券で口座を開設する。開設自体は5〜10分で申し込み完了。審査は約1週間です。
【来月から】つみたて投資枠で「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」を月々の積立設定する。まずは無理のない範囲(月1〜3万円)から始め、固定費削減が進んだら増額していく。
【半年後〜】新NISAの積立が安定して続けられたら、iDeCoの加入も検討する。特に年収が400万円を超える公務員は、iDeCoの所得控除効果が大きくなるため、節税しながら老後資産も積み上げられます。
私自身も最初の1年は新NISA一本で積み立て、翌年からiDeCoを追加しました。一気に全部やろうとせず、まず一つ行動することが最も大切です。
⑥まとめ:40代公務員こそ「順番」を守れ
新NISAとiDeCoはどちらも素晴らしい制度です。しかし40代公務員の立場から見ると、優先順位は明確です。
✅ 生活防衛資金の確保(現金で3〜6ヶ月分)
✅ 新NISAを最優先で積み立て(換金性◎・非課税◎・生涯1,800万円枠)
✅ 余力があればiDeCoで節税(60歳まで引き出せない点を理解した上で)
消防署での17年間、数え切れないほどの救急現場を経験してきました。その中でわかったのは、「備えていた人」は強いということ。資産形成もまったく同じです。今日の小さな一歩が、10年後・20年後の大きな差を生み出します。
まずは証券口座を開くだけでいい。それだけでも、何もしなかった昨日より一歩前進しています。
一緒にコツコツ攻めていきましょう。ゴリパパでした。

コメント