② 問題の本質|「利回りだけ」で選ぶから迷走する
米国高配当ETFを選ぶとき、多くの人が最初にチェックするのが「配当利回り」です。でも利回りだけで選ぶと、後で後悔する可能性が高いのが現実です。 私がある動画を見てハッとしたのが、「高配当投資はただ利回りを追うのではなく、”増配力”と”安定性”の両立が大事」というメッセージでした。学長の言葉を借りれば、「配当金は労働なしで受け取れる不労所得。だからこそ、枯れない源泉を選ばなければならない」ということです。 VYM・HDV・SPYDはどれも優秀なETFですが、それぞれ設計思想がまったく異なります。自分の投資目的と照らし合わせずに選ぶと、「思ってたのと違う」という結果になりがちです。③ 原因|40代が迷う3つのポイント
原因1|利回りの高さだけで選んでしまう
SPYDは配当利回りが4〜5%台と3本の中で最も高く見えます。「利回りが高ければいい」という考えで選ぶと、株価の値動きが荒く、暴落時に大きなダメージを受けるリスクがあります。 2020年のコロナショック時、SPYDは一時大変下落しました。VYMが30%程度の下落に留まったのと比べると、その差は明白です。数字で事実を見て判断することの大切さを、私自身も投資を通じて学びました。原因2|組入銘柄の中身を見ていない
3つのETFは、銘柄の選定基準がまったく違います。- VYM:米国市場で配当利回りが平均以上の約400銘柄に広く分散。金融・生活必需品・ヘルスケアなど安定業種が多い。
- HDV:財務の健全性を厳選した約75銘柄。エクソンモービルやJ&Jなど”財務優良”企業が中心。
- SPYD:S&P500内で配当利回り上位80銘柄。不動産(REIT)や金融の比率が高く、景気敏感。
原因3|自分の投資フェーズと目的がブレている
繰り返し強調するのが「増やす力」の段階にいるのか、「使う力」の段階にいるのかを意識することです。40代の多くはまだ資産形成期(増やす力フェーズ)です。今の自分が「配当を生活費に使いたい」のか「将来の資産を育てたい」のかによって、選ぶETFが変わります。④ 解決方法|3本をこう使い分ける
VYM(バンガード・米国高配当株ETF)
経費率0.06%と超低コスト。約400〜600銘柄への広い分散が特徴で、「安定性とトータルリターンのバランスが最も取れているETF」として両学長も紹介しています。過去10年のトータルリターンは3本の中でトップクラス。 私自身も2021年にVYMを購入しましたが、正直に言うと最初は高値づかみをしてしまいました。「今が買い時かも」と思って飛びついたら、その直後に下落。含み損を抱えた時期もありました。 ただ、売らずに持ち続けたことが正解でした。今では含み益に転じています。VYMの強みはまさにここで、「多少高値で買っても、長期保有すれば増配と値上がりがカバーしてくれる」という安心感があります。「まず1本だけ選ぶなら、VYMが最も無難」というのが私の結論です。HDV(iシェアーズ・コア米国高配当株ETF)
財務健全性を最重視して厳選された約75銘柄。経費率0.08%。「質で選ぶ高配当ETF」のイメージで、ヘルスケアや生活必需品など景気に左右されにくいセクターが中心です。配当利回りは3〜3.5%程度。 分散は少なめですが、その分1銘柄1銘柄の財務が健全。「投資先企業の質を気にする人」に向いています。VYMとの2本柱で運用するのが私のスタイルです。SPYD(SPDR ポートフォリオS&P500高配当株式ETF)
配当利回りが4〜5%台と最も高い。経費率0.07%。「インカム(配当収入)を最大化したい人向け」のETFですが、不動産や金融など景気敏感なセクターが多く、株価の変動幅が大きい。 私は現在SPYDは保有していません。理由は「まだ資産形成期なので配当より成長を優先したい」から。ただし、セミFIRE後に一部スイッチする候補として考えています。SPYDは”今すぐ配当が欲しい人”より”将来の切り札”として持ちたいETFです。🏦 まずは”証券口座の開設”から始めよう
新NISAは証券口座が無ければ1円も投資できません。私自身もSBI証券と楽天証券を併用していますが、両学長(リベ大)でも紹介されているこの2社+マネックス証券が、40代公務員の資産形成には鉄板です。
- ✅ SBI証券:国内シェアNo.1。米国ETF(VYM・HDV・SPYD)もここが一番使いやすい。
- ✅ 楽天証券:楽天経済圏の方に最適。楽天カード決済+楽天キャッシュ決済でポイント還元。
- ✅ マネックス証券:米国株の取扱銘柄が豊富。成長投資枠で個別株を狙うなら強い。
※ 口座開設は無料・維持費0円。私は最初”口座を開く”までに半年悩んで、半年分の配当を逃しました。動くなら今日です。
⑤ 具体的なアクション|40代公務員の”私の結論”
教育費や生活費のことを考えながら、投資にかけられる時間も精神的余裕も限られている40代。そんな中でたどり着いた答えが、「VYMをメイン、HDVをサブ、SPYDは将来の切り札」という3層構造です。ステップ1:まずVYMを積み立てる
新NISAのつみたて投資枠ではインデックスファンドを月10万円積み立て、成長投資枠でタイミングを見てコツコツ買い続ける。暴落時も精神的なダメージが少なく、長続きしやすい。ステップ2:HDVで”質”のある配当を確保する
生活防衛資金(6ヶ月分の生活費を現金で確保)を確保した後、余剰資金でHDVを買い増し。財務優良企業への投資という安心感が、長期保有のモチベーションを支えてくれます。ステップ3:SPYDはFIRE後のスイッチ候補に
セミFIREを目標にしている私にとって、SPYDは「その時の高利回り資産」として候補に入れています。今は育てる時期。配当利回りより増配力を優先するのが40代の正解です。⑥ まとめ|迷ったらVYMから始めよう
- VYM:安定性・分散・トータルリターンのバランス最優秀。40代のメイン候補。
- HDV:財務健全な銘柄に絞った”質重視”ETF。VYMとの組み合わせで効果UP。
- SPYD:利回り最大化。資産形成期より取り崩し期向き。


コメント