「高配当株って何を買えばいいの?」
2019年に旧NISAで投資を始めた頃、私が一番迷ったのがここでした。配当利回りが高い順に並べてとりあえず買う——そんな失敗を経て、今は「10年持てる銘柄かどうか」を最優先に選ぶようになりました。
この記事では、40代の私が実際に保有している・ウォッチしている銘柄の中から、「10年持ちたい日本高配当株10銘柄」をご紹介します。合わせて、両学長が繰り返し強調する「減配リスクを避けるための選定基準」も解説します。結論から言うと、高配当株は「配当利回りの高さ」だけで選んではいけないのです。
■ なぜ「配当利回りだけ」で選ぶと失敗するのか
両学長はリベ大の動画で何度も言っています。「高配当株は配当利回りだけで選ぶな」と。
理由は単純で、配当利回り=配当金÷株価 だからです。株価が下がれば利回りは上がります。でもそれは「その企業の業績が悪化して株が売られている」サインかもしれない。高利回りは時として「罠」なのです。
私も最初にやらかしました。利回り7%超の銘柄を喜んで買ったら、翌年に大幅減配。配当金がほぼゼロになって、含み損も抱えるという二重苦を味わいました。そこから「選定基準」を真剣に考えるようになりました。
■ 40代が高配当株を選ぶときの5つの基準
両学長メソッドと私自身の経験を合わせると、10年持てる高配当株の条件は次の5つに絞られます。
① 配当利回りは3〜5%が適正ゾーン
6%を超えてくる銘柄は要注意。業績悪化で株価が下がっているだけのケースが多い。3〜5%のレンジで財務が健全な企業を探すのがセオリーです。
② 配当性向は30〜60%以内
純利益のうち何割を配当に回しているかを示す指標。80%や100%超えは「無理して配当を出している」状態で、いつ減配してもおかしくありません。30〜60%なら余裕がある証拠です。
③ 連続増配・または安定配当の実績
10年以上減配していない銘柄は、それだけで信頼の証。特に「連続増配」を続けている企業は株主還元の意識が高いと見ていいでしょう。
④ 業種の分散を意識する
商社・通信・金融・インフラ・小売など、異なる業種に分散することで景気サイクルの波を平滑化できます。同じ業種ばかりに集中すると、業界全体が落ちたときのダメージが大きい。
⑤ 自己資本比率・有利子負債に注目
財務が弱い企業は不況時に配当を削りやすい。自己資本比率が30〜40%以上あり、過剰な借金を抱えていない企業を選ぶのが長期保有の鉄則です。
■ 40代が10年持ちたい日本高配当株10銘柄
以下の10銘柄は、上記5つの基準と私自身のウォッチ経験をもとにリストアップしました。投資判断はご自身でされるようお願いしますが、長期保有の候補として参考にしてください。
① JT(日本たばこ産業)/2914
配当利回り4%前後で安定。たばこという規制業種ゆえ参入障壁が高く、海外事業の比率も上昇中。株価が振れても配当が安定しているのが魅力で、私は暴落時に買い増ししています。ただし業界の長期的な縮小トレンドは意識しておく必要があります。
② KDDI/9433
24期連続増配(2025年時点)という「高配当+増配」の両立銘柄。通信インフラは景気に左右されにくく、5G展開やDX事業への多角化も進んでいます。私のポートフォリオの中で最も安心感がある銘柄のひとつです。
③ NTT/9432
株式分割後に個人投資家が買いやすくなり、配当利回りも3%台で安定。国内インフラとしての盤石さは業界トップクラス。長期で持つなら通信セクターの代表格として外せません。
④ 三菱UFJフィナンシャルグループ(MUFG)/8306
メガバンク最大手。金利上昇局面では収益が改善しやすく、配当利回りも3〜4%で推移。2025年以降の日銀の金融正常化が追い風になっています。財務の巨大さゆえ「つぶれない」安心感があります。
⑤ 三菱商事/8058
総合商社の雄。バフェットが日本株で保有したことでも有名になった銘柄です。資源・エネルギー・食料・インフラと事業が多角化しており、配当性向も適切なレンジ。増配の継続も期待できます。
⑥ 伊藤忠商事/8001
非資源分野に強い総合商社。ファミリーマートなどの消費者向けビジネスを持つため、資源価格の下落局面でも底堅い。三菱商事とセットで持つことで商社セクターの分散になります。
⑦ 東京海上ホールディングス/8766
損保トップの保険会社。国内外の保険事業を手広く展開し、増配姿勢が非常に強い。私が「10年保有確定」と位置づけている銘柄のひとつです。金利上昇も運用益拡大に寄与します。
⑧ 三菱HCキャピタル(旧三菱UFJリース)/8593
リース・ファイナンス大手。20年以上の連続増配実績を持ち、利回りも4%前後と高水準。知名度は低めですが、連続増配という「株主への約束を守る企業文化」が評価できます。
⑨ 稲畑産業/8098
化学品・電子材料の専門商社。配当利回り4%超、自己資本比率も高く、財務は健全。中小型株ながら株主還元意識が高く、私のポートフォリオの「隠れスター」的な位置づけです。
⑩ オリックス/8591
金融・不動産・インフラ・医療と圧倒的に多角化した企業。バフェットの影響か外国人投資家にも人気。配当利回りは3〜4%で、株主優待廃止後も配当強化の方針を維持しています。
■ 私の実体験:失敗から学んだ「高配当株の買い方」
2019年から投資を始めて7年。最初の2年は利回りだけを見て動いていたので、何度か減配に泣かされました。今は月10万円の積立をインデックスでやりながら、高配当株は「暴落時・下落タイミングにナンピンするスタイル」に切り替えました。
高配当株は「買う価格」で利回りが変わります。株価が下がったときに少額でも買い増せる現金を手元に残しておくこと——これが7年かけて辿り着いた結論です。
3人の子どもを育てながら月10万円の積立を維持するのは正直ギリギリの時もあります。でも「配当金が家計の助けになる日」を目指して、コツコツ続けています。
📚 この記事を読んだあとに読みたい1冊
高配当株の選び方を学ぶなら、まず「お金の大学」を読んでほしいです。両学長が「貯める・稼ぐ・増やす・守る・使う」の5力をわかりやすく解説していて、高配当株の位置づけや新NISAとの組み合わせ方が腑に落ちます。私も何度も読み返しています。
■ まとめ:高配当株は「厳選×分散×長期」が正解
今回紹介した10銘柄に共通するのは、「財務が健全」「業績が安定」「株主還元意識が高い」という3点です。利回りの高さだけで選ぶのではなく、10年後も配当を払い続けられる企業か、という視点で選ぶことが長期投資の本質だと思っています。
すべてを一気に買う必要はありません。まずはウォッチリストに入れて、価格が下がったタイミングで少額から始める。それでも十分に「配当金生活への第一歩」になります。
一緒にコツコツ積み上げていきましょう!
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