「新NISAの成長投資枠、何に使えばいいか正直よくわからない」——そう感じている40代の方、かなり多いのではないでしょうか。
つみたて投資枠はオルカンやS&P500でほぼ自動、とわかった。でも成長投資枠の240万円をどう使うかで、10〜20年後の資産額に大きな差が生まれます。
私自身も最初はその使い道に迷い、結果的に2年近く成長投資枠をほぼ空のままにしていました。今となっては「もったいなかった」と感じていますが、投資する資金がなかったのが本音です…
この記事では、私が実際に実践している「新NISA成長投資枠 × 日本高配当株」という戦略と、銘柄の選び方・厳選5銘柄を具体的にお伝えします。
✅ 結論:成長投資枠は「高配当株のタイミング買い」に使う
先に答えを言います。
つみたて投資枠=インデックスファンドの毎月積立(自動)
成長投資枠=日本高配当株のタイミング買い(意識的に)
両学長(リベラルアーツ大学)が繰り返し伝えているように、高配当株投資は「毎月積立」ではなく「良い株を良いタイミングで買う」のが基本です。そのタイミング買いに使う枠として、成長投資枠はまさにうってつけです。
しかも、NISAで高配当株を保有すれば配当金が非課税。通常なら配当金から約20%が差し引かれますが、NISA口座ならその分まるごと手元に残ります。
💡 NISAの成長投資枠で高配当株を持つことは、配当所得の最大化という意味でも合理的な選択です。
📌 なぜ成長投資枠に高配当株なのか?理由3つ
理由①:配当金が非課税になる恩恵が大きい
たとえば、年間配当金が20万円ある場合、通常課税口座では約4万円が税金として引かれます。NISA口座ならこの4万円がそのまま手元に残ります。年々積み上がれば、10年後には40万円以上の差になります。
長期保有を前提とする高配当株だからこそ、非課税の恩恵が最大化されます。
理由②:値下がり時にまとめ買いできる
高配当株はインデックスと違い、業績悪化や相場下落時に一時的に大きく値下がりすることがあります。そのタイミングで一括または分散して仕込めるのが、積立に縛られない成長投資枠の利点です。
私自身も2024年8月の暴落時、成長投資枠を使って日本の高配当株を数銘柄まとめ買いしました。あのとき仕込んだ銘柄の現在の評価益は、含み益+配当金の合計でプラス30%超えです。
💡 「暴落は高配当株投資家の友達」——これは両学長が何度も言っていますが、本当にそうだと実感しています。
理由③:インデックスにない「インカムゲイン」の流れが作れる
インデックス投資は最終的に「売って使う」取り崩し型です。高配当株は持ち続けるだけで配当金というキャッシュフローが生まれます。FIREや早期リタイアを目指す40代にとって、この「売らずに受け取る」インカムゲインの流れは精神的にも非常に安定します。
🔍 銘柄の選び方:外してはいけない5つの条件
「高配当株なら何でもいい」は危険です。高配当を謳っていても、業績悪化で減配・無配転落するリスクのある銘柄は山ほどあります。私が銘柄を選ぶときに必ずチェックしている5つの条件を紹介します。
条件①:配当利回り3〜5%台(高すぎる利回りに注意)
利回りが6%・7%を超える銘柄は、株価が大きく下落しているケースが多く、裏を返せば市場が「将来の減配リスク」を織り込んでいる可能性があります。安定的な3〜5%台が狙い目です。
条件②:10年以上の配当継続実績がある
リーマンショック・コロナショックを経ても配当を維持・増配してきた銘柄は、企業の稼ぐ力が証明されています。IR情報や配当推移を必ず確認しましょう。
条件③:配当性向が50〜70%以内
配当性向とは、利益の何%を配当に回しているかの指標です。80%・90%を超えていると、少し業績が下がっただけで減配になりやすい。50〜70%台が安心ゾーンです。
条件④:業種の分散(金融・インフラ・通信を柱に)
特定の業種に集中すると、その業界が逆風を受けたときにポートフォリオ全体が打撃を受けます。金融・エネルギー・通信・インフラなど異なる業種に分散するのが理想です。
条件⑤:時価総額が1000億円以上(流動性の確保)
時価総額が小さすぎる銘柄は流動性が低く、買いたいときに買えない・売りたいときに売れないリスクがあります。安定した取引のためにも1000億円以上が安心です。
💡 利回りの高さだけで飛びつくと必ず後悔します。5つの条件を全部クリアした銘柄だけを買う——これが私の鉄則です。
📊 実体験から選んだ厳選5銘柄
私自身が新NISA成長投資枠で実際に保有しているか、ウォッチリストに入れている日本高配当株の中から、上記5条件をクリアした銘柄を紹介します。
※投資は自己責任です。最終判断は必ずご自身で行ってください。
①三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)
日本最大の銀行グループ。金利上昇局面でも収益が安定し、2019年以降の増配傾向も続いています。配当利回りは3〜4%台で推移しており、長期ホルダーとして最初に候補に上がる定番銘柄です。私自身も旧NISAのころから保有しており、新NISAの成長投資枠にも移行して保有継続しています。
②KDDI(9433)
国内通信大手。22期連続増配という圧倒的な実績を誇ります。通信インフラという生活インフラビジネスは景気後退にも強く、安定した配当が見込めます。配当利回りは概ね3%台後半。両学長も長年推薦している銘柄のひとつです。
③日本たばこ産業(JT)(2914)
賛否が分かれる銘柄ですが、海外事業の安定した収益で配当を支えており、配当利回りは5%前後と高水準です。ただし、たばこ規制強化リスクと一株集中リスクを認識した上で、ポートフォリオの一部として少量保有する戦略が有効です。私は全体の10%未満に抑えています。
④積水ハウス(1928)
住宅・不動産大手。30期以上の連続増配という実績は国内有数レベルです。「住む」という生活の根幹に関わるビジネスは、長期的な需要が見込めます。配当利回りは3〜4%台で、業種分散の観点からも組み合わせやすい銘柄です。
⑤東京海上ホールディングス(8766)
国内最大手の損保グループ。海外展開も積極的で業績は安定成長しています。自然災害の増加というリスクはあるものの、再保険での分散もされており、長期保有向きです。配当利回り・増配傾向ともに優秀で、私のポートフォリオの中でも特に気に入っている銘柄のひとつです。
💡 5銘柄すべて一度に買う必要はありません。まず1〜2銘柄から始めて、暴落時に少しずつ買い増す——この「焦らない姿勢」が高配当株投資の真髄です。
💬 私の失敗談:利回りだけで飛びついた苦い経験
正直に話します。投資を始めたばかりのころ、私は「利回り7%超え!」という文字に引き寄せられて、ある中小企業の株を購入したことがあります。
結果は——翌年に業績悪化で無配転落。株価も購入時の半値近くまで下落しました。含み損+配当なしという最悪のシナリオを経験しました。
そのときに初めて「利回りの高さ=リスクの高さ」という事実を体で理解しました。以降は必ず5条件を確認してから購入するようになりました。
40代はまだ投資の時間軸が10〜15年あります。焦って失敗するよりも、じっくり厳選した銘柄を暴落で仕込むほうが圧倒的に報われます。
📅 具体的なアクションプラン
今日から始められる具体的なステップをまとめました。
- Step1:NISA口座の成長投資枠の残枠を確認する(今年使った額を引いて240万円から計算)
- Step2:上記5銘柄の配当推移・配当性向を証券会社のスクリーニングで確認する
- Step3:ウォッチリストに登録して、株価が5〜10%下落したタイミングで購入を検討する
- Step4:購入後は配当金の受け取りを確認し、年間でいくら受け取れたか記録する
- Step5:年1回、配当性向・業績・増配方針に変化がないかをチェックして保有継続を判断する
📚 あわせて読みたいおすすめ本
▶ オートモードで月18.5万円が入ってくる「超」高配当株投資
📝 まとめ:成長投資枠は「配当を育てる畑」として使う
新NISAの成長投資枠は、高配当株を仕込むための最強の非課税枠です。
つみたて投資枠でインデックスを淡々と積み立てながら、成長投資枠では厳選した日本高配当株を暴落時にコツコツ仕込む。この2本柱の戦略が、40代のFIRE・資産形成において最もバランスが取れていると私は考えています。
「今すぐ全部買わなきゃ!」と焦る必要はありません。まず1銘柄、ウォッチリストに入れることから始めてみてください。
💡 配当金は「我慢の報酬」。焦らず、コツコツ、少しずつ育てていきましょう。
高配当株投資についてさらに詳しく知りたい方はこちらの記事でチェックし、疑問があれば質問はこちらからお気軽にどうぞ。


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