「今年の夏もまた熱中症で倒れる人が増えるのかな…」と、毎年この季節になると不安になりませんか?
梅雨入りが早まり、6月〜8月にかけて記録的な猛暑が予想されている2026年。消防署で救急救命士として働く私は、毎年この時期になると現場での搬送件数が一気に増える現実を目の当たりにしています。
「まだ梅雨だから大丈夫」と思っていた人が、突然救急車で運ばれてくる——そんな場面を何度も見てきました。熱中症は、なる前に防ぐことが何より大切です。
この記事では、救急の現場で学んだ知識と、薬に頼らない生活を実践している私自身の体験をもとに、今すぐできる熱中症対策をお伝えします。
熱中症の本質:「暑さに慣れていない体」が一番危ない
熱中症というと「炎天下に長時間いる人がなるもの」と思われがちです。でも実際の救急現場では、そうでないケースも多いのです。
梅雨明け直後に気温が一気に上がる時期、屋内でエアコンなしに過ごしていた高齢者が倒れる。朝の通勤で電車を降りた瞬間に気分が悪くなる会社員——。これらに共通するのが、「体が急激な気温上昇に順応できていない」という状態です。
専門的には「暑熱順化(しょねつじゅんか)」と言いますが、これができていない体は、少しの暑さでも体温調節がうまくいかなくなります。今年2026年は梅雨入りが早く、すでに5月から真夏日が続いています。例年より2〜3週間早く”暑さ対策モード”に切り替える必要があるのです。
救急現場で見えた「熱中症になりやすい人」の3つの共通点
消防署での経験から、搬送される方には明確な共通点があります。
① 水分補給を「のどが渇いてから」している
「のどが渇いた」と感じた時点で、体はすでに脱水が始まっています。特に高齢者はのどの渇きを感じにくくなっているため、気づかないうちに脱水が進みます。
私自身も消防署での勤務中(特に夏の訓練時)は、意識して1時間ごとに水を飲む習慣をつけています。「渇く前に飲む」——これが鉄則です。
② 腸内環境が乱れている
意外に思われるかもしれませんが、腸の状態は体温調節にも深く関わっています。腸内環境が悪化していると、栄養や水分の吸収効率が落ち、体が暑さに対応する力が弱まります。
私自身は10年以上、添加物をできるだけ避ける食生活を心がけ、ミキプルーンを長年愛飲しています。腸の調子が整うと、夏の暑さへの体力が変わることを実感しています。熱中症対策は、腸から始まると言っても過言ではありません。
③ 睡眠不足・疲労の蓄積
熱帯夜が続くと睡眠の質が下がり、翌日の体温調節能力が落ちます。梅雨の蒸し暑い夜に寝不足が続いた状態で外に出ると、体はより熱中症になりやすい状態に。
「昨夜ちゃんと眠れたか」を確認することが、翌日の熱中症リスクを下げる大切なチェックポイントです。
救急救命士が実践する「薬に頼らない」熱中症予防4つの柱
私が実践・推奨している熱中症予防は、薬やドリンク剤に頼らない方法が中心です。
柱①:暑熱順化を意識した体づくり(6月中から開始)
毎朝15〜20分、軽く汗をかく程度のウォーキングや家事をすることで、体を少しずつ暑さに慣れさせましょう。エアコンに頼りすぎず、適度に外気に触れることも大切です。
私は消防署での勤務日は、出勤前に15分程度の軽い運動を取り入れています。「梅雨明け前から体を暑さモードに切り替える」意識が、夏を乗り越える体の基礎を作ります。
柱②:腸から整える食事と水分補給
水分は1日1.5〜2リットルを目安に、一度に大量ではなくこまめに補給。経口補水液や塩分タブレットも活用しましょう。
食事面では発酵食品(納豆・ぬか漬け・みそ汁)を積極的に取り入れ、腸内環境を整えることが体力維持につながります。私自身は添加物が多い加工食品を避け、できるだけシンプルな食材を選ぶようにしています。
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柱③:睡眠の質を守る環境づくり
寝室の温度は26〜28℃を目安に、タイマー設定でエアコンを活用。扇風機と組み合わせると省エネで快適な睡眠環境が作れます。寝る1時間前はスマホを見ない、ぬるめのお風呂で体をほぐすなど、睡眠の質を上げる工夫をしましょう。
柱④:「熱中症アラート」を毎朝チェックする習慣
環境省・気象庁が発表する「熱中症警戒アラート」を毎朝確認しましょう。特別警戒アラートが発令された日は、不要不急の外出を控え、エアコンを積極的に使うことを躊躇わないでください。節電より命が大切です。
今日からできる具体的な5つのアクション
難しいことは一切ありません。今日からすぐに始められることばかりです。
- 毎朝体重を測る:前日比で0.5kg以上減っていたら脱水のサイン。すぐに水分補給を。
- 1時間ごとにコップ1杯の水を飲む:スマホのアラームで習慣化するのがコツ。
- 今日の熱中症警戒アラートを確認する:環境省のLINE公式アカウントに登録すると自動通知が来て便利。
- 寝室にクーラーを設置・点検する:真夏前のメンテナンスで安心な睡眠環境を確保。
- 発酵食品を1品追加する:今日の夕食にみそ汁か納豆を加えるだけでOK。
「大げさかな」と思うくらいの対策が、救急車を呼ばずに済む夏につながります。
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まとめ:救急現場の経験が教える「熱中症ゼロ」の夏へ
熱中症は「なってから治す」のではなく、「ならない体を作る」ことが本質です。消防署での経験から言えば、救急搬送された方の多くは「自分は大丈夫」と思っていた方たちでした。
暑熱順化・腸内環境・睡眠・アラートの確認——この4本柱を今から実践するだけで、今年の夏は大きく変わります。
私自身も40代に入り、体の変化を感じながらも、薬に頼らず食事と生活習慣で体づくりを続けています。救急救命士という仕事柄「もっと早く対策していれば」と悔やむ場面を見続けてきたからこそ、予防の大切さを強く伝えたいのです。
今年の夏こそ、救急車のお世話にならない夏にしましょう。
熱中症・腸活・夏の体調管理についてさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事でチェックし、質問はこちらからお気軽にどうぞ。


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